2004-12-22
Yahoo! Inc. - 日本市場では関係ないし…
INTERNET Watch Title PageのYahoo! Japan特集から(続き)
INTERNET Watchで、Yahoo! Japanの内部の情報が、インタビューのような形で出されている。
Yahoo! Japanの検索~内部情報?の続編である。
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第4回:Yahoo!検索の開発最前線! 米Yahoo! Inc.の現場とは
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第5回:Yahoo!検索の開発最前線! YST開発の4つのポイント
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第6回:米国Yahoo! Inc.の検索エンジンと「Yahoo! Search Blog」の裏側
なお、有象無象のブログで、さも重大なことのように取り上げているようだが、日本市場にいるわれわれとしては、この特集の後半4・5・6回に関しては、記事自体にはこれといって内容はないと思える。
そもそも、アメリカYahoo!のことなど、日本ではほとんど無関係なのだ。
せめて有用なブログであるならば、INTERNET Watchの記事の引用とか、どーでもいい寸評ではなく、記事の行間にあるYahoo!の企業体質やインターネットの方向性などをエントリーして欲しいものだ。
第4回のポイント
当たり前のことだが、米Yahoo!のYSTの開発においては、日本人スタッフがいて、またYahoo! Japanのスタッフとも連絡を密にしているとのこと。
YSTアルゴリズムの本丸は、言語に依存しない。
検索エンジンの行く末は、ユーザーのパーソナライズに対応すること。
第5回のポイント
GoogleからYSTへ
YST開発の動機として、ポータルとして業界のリーダーであり続けるためには、独自の検索機能を提供することが不可欠と判断してのこと。
Microsoftと違って、独自開発ではなく、買収だったこと。最初はInktomi。
Inktomi+AltaVista+AlltheWebの3つで、チャレンジとチャンス、4~6カ月という驚異的なスピードで開発、YSTの大部分は統合された新しいチームによって開発された全く新しい検索エンジン。
YSTの4つのポイント
- 包括性
- 一応インデックス数のことらしい。ぜんぜん達成されていないわけだが。
- 常識
- 検索結果の関連性のことだろう。意図したキーワード入力で、期待通りの検索結果を出すということ。これも疑問がある。
- 情報の新しさ
- これは、最近Yahoo! Slurpの巡回も気合が入っているし、キャッシュの更新も手際がいい。
- プレゼンテーション
- 検索ページ自体をどうやって見せるか、という外見の問題。米Yahoo!の検索なんか使わないから、よく分からないね。
その他
あとは米Yahoo!の、ユーザー数であるとか、新しい検索機能であるとか、まったく関係がない。
第6回のポイント
今回は、Yahoo! Search BlogとかRSSの活用とか、やはり内容がなかった。
Yahoo! Japanもブログでは後発だし、そもそもブログという無秩序的な情報発信装置は、Googleと一番相性がよく、整理したがりのYahoo!一族が最も苦手とする存在だろうと思う。
パーソナライズという方向性
Yahoo!関連では特に話題に上ることが多いが、検索結果のパーソナライズについて、実は大きな問題をはらんでいる。
もし、パーソナライズにあたって、ユーザーが色々設定しなければならないのならば、たぶん大多数のユーザーはそういうややこしい設定はしないと思う。
そうではなくて、Yahoo!のユーザー登録情報を元に、勝手にパーソナライズした検索結果を出そうというプランであるならば、これはある意味大ごとになる。
より精度の高いパーソナライズを期待したい場合、より多くの個人情報を提供しなければならないだろう。
どのみち、このパーソナライズも、Googleはアルゴリズムで対応するだろうが、Yahoo!はその意志も技術もない。
何にしても、Yahoo!の中央集権的体質、インターネットの政府になろうとするイデオロギーは、今回の特集でよく分かった気がする。
これは、Microsoftとは大きく違っていると思う。
Microsoftも、世界支配への野望は巨大だが、かれらは企業利益と、それを実現するための市場支配を望んでいるのであって、何らかの価値観を宣伝するような布教活動とは縁がないのである。やることは唯一つ、販売活動だけである。
追記
一応、備忘録としてここに貼り付けておく。
2004-12-22 09:39 PM | コメント (0) | トラックバック (1) [ 管理人編集 ]


