2004-12-14
Yahoo! Japanの検索 - 内部情報?
Yahoo!という存在は、非常に厄介である。
検索サイトとして扱う時と、何がしかのポータルサイトとして扱う時と、二つの顔を持っている。
そして、世界に類を見ない唯一成功している「Yahoo!ブランド」だけに、ITリテラシーの低い者にとっては、「インターネット=Yahoo!」といった誤解さえ蔓延している。
INTERNET Watch Title PageのYahoo! Japan特集から
INTERNET Watchで、Yahoo! Japanの内部の情報が、インタビューのような形で出されている。
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第1回:Yahoo!検索の現在・過去・そして今後
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第2回:数十人のサーファーが支えるYahoo!のディレクトリ検索を使いこなす ~検索の鉄人、関 裕司氏に聞く
- Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る:第3回:Yahoo!検索の開発現場の仕事とは ~検索エンジン担当マネージャー 宮崎光世氏に聞く
第1回のポイント
ルーツは電話帳であること、情報にはメジャーとマイナーの二通りあり、メジャーな情報とは公式ページと断じている。
それがカテゴリー登録サイトの価値判断でもあるのだろう。
また、カオス的Webページだけではユーザーは満足しないはずだから、Yahoo! Japanがユーザーの情報収集のために手助けする必要があると。
あとは、検索のカスタマイズ、パーソナライズの思考のようだ。
根本的に、人手を前提としており、ユーザーに対して、欲しい情報へ導くというポリシーである。
Webページだけでは、ユーザーの情報収集は完結しない、ロボット型検索エンジンでは、不完全という結論なのだろう。
第2回のポイント
ここは、有名人の関裕司氏のインタビューだ。
- 1日数百の新規カテゴリー登録
- 現在40万件の登録数
- 各サーファーは得意分野を持っている
- また各サーファーは、登録に際して上司や仲間の同意を必要としていない
- 最近ブログが多すぎて、登録したいサイトはごく僅か
さらに
- カテゴリーサイトは、ひらがな、カタカナ、漢字などに対応
- また、同じように同義異表記にも対応
第3回のポイント
まず、GoogleからYSTへの切り替えで、検索エンジンの性能チェックを行ったと言っている。
性能チェックはやったかもしれないが、YSTが一番検索の関連性が高く、優れていたとは言っていないことが気にかかる…
Yahoo! Japanのページ検索では、フロントエンドとバックエンドに分かれ、バックエンドは米Yahoo!のYST、フロントエンドはYahoo! Japanが担っている。
- フロントエンドの役割
- ユーザーの検索を受け付けるシステムで、インターフェイスや結果の表示など、目に見える部分を取り扱う
- バックエンドから送られてくる検索結果を、画面に表示する形に作り直す
- 検索語を見て、どのデータベース、インデックスを参照するか決める
- バックエンドの役割
- 検索語に対して、どういった結果を返すか、という部分
- 検索結果の要約表示
- 要約したテキストの最適な分量はどのくらいか、そもそもサイトのどの部分から要約を取ってくるか
- 日本語に関することでも、専任のチームがアメリカにいて、対応
SEOとスパム
SEOの悪用サイトは、YSTのアルゴリズムで検索結果から省く部分と、スタッフが見て落としていく人力の部分がある。
ある程度検索されることを意識してページを作らないと、検索エンジンでも見つからない、ということはあり得る。
検索エンジンとして
クローリング技術、インデックスの作成、リンクの分析、ランキング技術、膨大な検索要求をさばく技術……すべてが最先端で科学的で、そしてプロフェッショナルの世界。
YSTにも、打ち合わせ中にホワイトボードに難解な数式をスラスラと書いて説明し始めるような「数学の天才」が山ほどいる。
2004-12-14 09:08 PM | コメント (0) | トラックバック (1) [ 管理人編集 ]


