2005-03-18
MSN adCenter - Microsoftの有料検索キーワード広告
Microsoftが、Yahoo!のYahoo! Search Marketing(旧Overture)や、GoogleのAdWordsに対抗する、有料リスティングサービス「MSN adCenter」を発表した。
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- 米Microsoft、独自の広告プラットフォーム「MSN adCenter」を発表
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MSN adCenterの意味
まず、Microsoftは、独自開発検索エンジンのMSNサーチでGoogleに対抗しようとしているが、ポータルMSNのトラフィック拡大が目標である。
当然、インターネットのビジネスモデルとしての最終目標は、ポータルMSNでの収益拡大になるはずだ。
Microsoftにとって、検索エンジンGoogleが脅威なのではなく、検索シェアを背景としたAdWordsやAdSenseなどの有料キーワード検索広告というおいしい他人の商売が脅威なのである。
Yahoo! Search Marketingを合わせて、このジャンルは寡占状況にあり、かつMSNはYahoo! Search Marketingを仕方なく使用し、そして分配金を上納している。
これを自社でまかなうことは、開発費を投入しても、将来有望なビジネス分野だけに、大きな収益減となることは必定である。
さらに、他社依存を脱却することは、リスクヘッジにもなる。
なお、Yahoo!がGoogleを切り離し独自YSTを搭載した時は、Googleの影響は微細だったようだが、MSNがYahoo!(Inktomi)を切り離してからは、Googleは微増ながら、Yahoo!はトラフィックを失い続けているらしい。
ということは、MSN adCenterは、まずYahoo!に大きな打撃を与えるだろう。
ひとつは、
Yahoo! Search Marketingの優良顧客を失うことによって。
もうひとつは、Yahoo!自体がMSNにトラフィックを奪われている傾向によって。
MSN adCenterの仕組み
まず試験運用ということで、シンガポールとフランスでここ6ヶ月以内に開始する予定。
フランスが選ばれたのは、Googleが商標侵害訴訟で連敗しているからか?
広告主は、MSN Advertisingのような画面から登録する。
最大のセールスポイント、GoogleやYahoo!に対するアドバンテージは、ポータルMSNやPassportなどのMicrosoftが提供してきたインターネットサービスで収集してきた顧客情報をデータベース化して、広告主が参照できることらしい。
つまりは、やってみないと分からないような行き当たりばったりではなく、最初からコンバージョンレートが期待できるということになる。
こういうデータ流用は、当然Yahoo!もやっていくだろうし、またやっているかもしれない。
日本市場では
そういうデータベース込みのキーワード入札というレベルになってくると、Yahoo! Japanと日オーバーチュアは、圧倒的に不利になってくるだろう。
GoogleもMicrosoftも、各言語版を提供するとはいえ、元は一つのアメリカ企業である。
ローカライズという限定があるものの、研究開発の資本や人材の投入、データのインプットとアウトプットは一元化されている。
特に、 日本研究開発センター設置以来、Googleの日本語環境は非常に充実してきている。
Microsoftも、日本市場の攻略では実績がある。
Yahoo! Japanのアドバンテージは、たった今のお化け的トラフィックのみである。そしてこれに笠を着た集金システムを作り上げているわけだが、これから高度システムのレベルが要求されてくると耐えうるかどうか。
Yahoo!のカテゴリ登録サイトの画面でオーバーチュアを表示するというアホらしい提携は好きなようにやっているが、データの共有など洗練された活用はどうだか。
IDGジャパンの記事から
Global Headline - 米マイクロソフト、有料検索広告のための独自プログラムを開発中
Microsoftは、オンライン広告活動のすべてを、MCN adCenterに統合していく。
MSNインターネット部門のプロダクト・マネジャーであるレデツキ氏によると、キーワードに対応した人口統計学的な利用プロファイルを広告主に提供する。ユーザーの地理的位置、性別、年齢、検索が行なわれた時刻などが含まれる。
あるアナリストは、Microsoftの人口統計学的データの提供は、検索連動型広告のより一歩進んだもの、検索エンジン・マーケティングの市場に新しい可能性が開かれると。
2005-03-18 03:10 PM | コメント (0) | トラックバック (0) [ 管理人編集 ]
