2006-05-02
MSNはシェアも低く赤字 - 本業Windowsの利益を食いつぶす
MSN(Microsoft)の2006年1-3月期の売上と営業利益
Google、Yahoo! Inc.、Microsoftの2006年第一四半期の決算は、下記エントリを参照のこと。
さて、あらためてMSNの業績を見てみる。
| Yahoo! | MSN | ||
|---|---|---|---|
| 売上 | 22億5400万ドル | 15億6700万ドル | 5億6100万ドル |
| TAC | 7億2300万ドル | ||
| TACを除く売上 | 15億3100万ドル | 10億8800万ドル | |
| 純利益 | 5億9200万ドル | 1億6000万ドル | -2600万ドル |
- TAC
- 広告を掲載したパートナーに支払うトラフィック獲得費
- 1株利益
- 1株あたりの純利益額
とにかく、検索シェアも落としに落とし続けているのだが、検索エンジンや広告を自社開発のものに変更して、さらに売上や利益の面でも、一層ドツボにはまっていることが分かる。
Microsoftの他の売上
| 売上 | 営業利益 | 営業損失 | |
|---|---|---|---|
| MS全体 | 109億ドル | 29億8000万ドル | |
| Windows | 31億8700万ドル | ||
| サーバ用ソフト | 28億4500万ドル | ||
| ゲーム関連 | 10億6000万ドル | 3億8800万ドル | |
| ビジネス関連 | 2億1600万ドル | 1300万ドル | |
| モバイル関連 | 8900万ドル | 1400万ドル |
やはり、餅は餅屋、ということで、創業以来の得意分野では、一応敵無しの状態なのだろうが、野心か貪欲さか、はたまた基幹事業の防衛か、後発で市場に参入しているジャンルでは、ことごとく負けに負けている。
当然、後発の市場では、当分ハンディキャップを背負わされ、さらに上位企業よりも総体的に多額の投資も強いられる。
アサヒビールが、第二・第三のビール市場ではトップになり切れないことにも通ずるだろう。そして、とうとうトータルでも、キリンに数年ぶりにシェアトップを奪われてしまった。
Microsoftは、企業が傾くということはないにしても、特にインターネット・MSNでは、この世の終わりまでトップを奪うことはできず、さらに赤字を垂れ流し続けるおそれもある。
これが、基幹事業が生み出す利益を圧迫することも間違いない。
次世代WindowsのVistaも、本当に来年市場に投入されるのだろうか?
2006-05-02 07:49 PM | コメント (0) | トラックバック (0) [ 管理人編集 ]



