2005-11-09
Stop "KILL BILL" - 帝国の逆襲
MicrosoftのBill Gatesは、米国時間10月30日、同社の上級幹部に宛てに、オンライン分野で多くのライバルに直面するMicrosoftが取り組むべき課題の概要をまとめたメモを社内に流した。
「現在到来しつつある『サービス化の波』は、非常に大きな断絶を生み出すものとなろう」
このように書いたBill Gatesは、これにRay Ozzieがまとめたメモを引用しているそうだ。
以下、Ozzieメモから検証してみる。
競争上の脅威
CNET News.comはOzzieのこのメモも入手したが、そのなかにはMicrosoftが逃してきたビジネスチャンスが数多く記されており、競争上の脅威としてGoogle、Skype、Research In Motion、Adobeの名前が挙げられている。
特に、検索に特化したGoogleが時代の脚光を浴びていることに、臍を噛んでいるようだ。
Googleの数多くの取り組みのうち、広告ビジネスの拡大をねらったものか、Microsoftに大きな脅威を及ぼすものへと成長を遂げる可能性があるか、断定するのが難しいと。
つまり、Googleが世に出すものは、ほとんどすべて検索とそれに連動する広告表示であり、それがGoogleのビジネスモデルなのだが、Windows(OS)とMS-Office(オフィススイート)などのGoogleとは違うビジネスモデルを採るMicrosoftにとって、競合に育つものが判別しがたいということだろうか。
ということは、今流行の「Ajax」や「Web 2.0」などGoogle以外のところほどスローガンして掲げている、検索や広告がWebなどで表示される仕掛けが、Microsoftにとって恐ろしい将来をもたらすかもしれないと判断しているようだ。
これに比べれば、Yahoo!やAppleは、それなりに脅威ではあっても、深刻度は最高ではないらしい。
Windows LiveとOffice Live
さて、ご存じの方も多いと思うが、GoogleのPersonalize Your Homepageに似せて?、MicrosoftもWindows Liveなどを開始している。
これに関しては、トレンドになりつつあるAjaxであるとか、adCenterという広告を表示するとか、ユーザーのための新型ポータルだとか、騒ぎ立てられている。
MSNに載せない意味
いろいろ問題はあるが、まずは、上記の競合対策としてのWindows LiveとOffice Liveということで、今回はMSNではなく、独自のドメインに載せたと思う。
編集人の勝手な憶測だが、ポータルとしての新機軸であるならば、MSNのリニューアルないしベータ運用だっただろうが、OSを無力化するWebアプリケーション?に対抗するということから、新ドメインでの運営ということになったと思う。
つまり、敵はYahoo!ではなく、Googleであるという表明である。
ポータル、あるいは広告ビジネスおよび大きな脅威への対抗
「Windows Live」を、ポータルと表現している記事を見るが、そうではなく、これはMicrosoftのオンライン革命ではないだろうか。
インターネットユーザーを招く"新型"ポータルではなく、Windowsユーザーをオンラインにも誘う、あるいはMicrosoftにもっと魅力を感じてもらう、そういう仕掛けなのかもしれない。
そして、Ajaxポータルの試みは、start.comの方ではないだろうか。
インターネットのビジネスモデルとしての広告表示と、WindowsやMS-Officeのユーザーの囲い込みなど、Googleの独走を許さないWebアプリケーションなど、Microsoftの壮大な実験室を作ろうとしているのではないだろうか。
2005-11-09 05:55 PM | コメント (0) | トラックバック (0) [ 管理人編集 ]



