Big Daddy症候群 - グーグル八部された「特定のSEO」とは

世界のロボット型検索エンジンNo.1、Google(グーグル)の書

Google(グーグル)とYahoo!(ヤフー)とMSNサーチ(マイクロソフト)のSEO 対策

2006-05-20

Big Daddy症候群 - グーグル八部された「特定のSEO」とは

短期集中エントリー:GoogleのBig Daddy問題を研究する

いよいよ今回は、Big Daddy導入前夜の、「特定のSEO」を仕込んだサイトが、なぜインデックス削除(グーグル八部)されたのか? その真相に迫ってみよう。

スパムだから削除された、という単純な問題ではない。
さらに、スパムとSEOとの境界が一般には曖昧で、迂闊に検索エンジン対策をやっていると、ブラック判定される可能性があることを認識いただきたい。

インデックス削除につながったと思われる「特定のSEO」のソース

まず見本を見ていただこう。

特定のSEO=リンクボックス

当サイトが「グーグル八部」に遭ったらかなわないので、申し訳ないがBASIC認証を仕掛けさせていただく。

「特定のSEO」の分析

まずは、下記表のように分類してみよう。

  style属性型 外部CSS型
A 外部サイトへのリンク(クロスリンク) A-1 A-2
B 自サイトへのリンク(ナビゲーション) B-1 B-2

編集人は、B-2を除く3タイプの「特定のSEO」で、インデックス削除されていることを確認している。

クロスリンク
リンクボックスの中に他のサイトへのリンクがギッシリ詰まっていると同時に、リンク先のサイトにも同様のリンクボックスなどが貼られている
ナビゲーション
サイドバーや上部下部に貼ってある自サイト内の他ページへのリンク
style属性型
HTMLソースのタグにstyle属性として文字や枠を小さくする仕掛けを埋め込んでいる
外部CSS型
文字や枠を小さくする仕掛けは、外部のスタイルシートに記述している

問題は、3つある。

  1. 限りなく「隠しリンク」に近いリンクボックスという「特定のSEO」がペナルティを受けていること
  2. 外部CSSによる「特定のSEO」がペナルティを受けていること
  3. 自サイトのナビゲーションでも、「特定のSEO」が原因と見られて、ペナルティを受けていること
隠しきっていないリンクボックスなのに…

今回は、完全な隠しリンクではない。

ただし、訪問ユーザーにとってはほとんど意味をなさないリンクボックスが、標的になっている。

こういった仕掛けに、Googleがペナルティを与えたことにも驚くが、それ以上に、こんなものを発明して仕込んだWeb制作者の創意工夫にはもっと驚かされてしまう。

外部CSSでもペナルティ?

問題のCSSの箇所は、「height: 20px;」であるが、これをもってスパム判定するには、そのbox要素が数行ありながら20px分しかブラウザでは表示されない、などと複雑な解析をしなければならない。

ただ編集人は、やはりロボットは外部CSSを読むかもしれないし、特定のbox要素の数行書かれたリンクと位置表示のセットで、サイトのブラックリストを作成することまでは、自動化されている可能性が高いと想像している。

なおついでながら、リンクボックスを撤去してもインデックス削除から開放されていないサイトもある。

よって、順位下落などは自動であるが、サイト丸ごとのインデックス削除や復活は自動ではない、と判断されるのである。

クロスリンクであれ、ナビゲーションであれ

自サイトのナビゲーションさえ標的になっていたことから、リンクファーム云々は、少し違う判断であろうと思う。

リンクファームについては、簡単ではあるが、レイヤー、リンクファーム、ミラーサイトなどのスパムに書いてある。

なるほど、某有名サイトやSEOも請け負うWeb製作業者などの商用サイトが、自社の関連サイトリンク網を構築したり、業者がクライアントを巻き込んで組織的にリンク牧場を増殖させていた事例が目立っていたことは確かである。

しかし、今回の「特定のSEO」の正体がリンクファームと判定され、ペナルティを受けたと判断した場合、このリンクボックスは隠しても隠さなくてもブラックになるはずである。

そうなれば、リンク集サイトは全滅しなければならない。
なぜなら、数多くの外部へのリンクを吐きだし、かつ相互リンクとして、リンク先のサイトからリンクを受けているから、解釈としてはリンクファームである。

まぁ、リンク集サイトは既にグレー判定されていて、いつブラックになってもおかしくない、という状況なのかもしれないが…

Big Daddy前夜のグーグル八部の真相を推理する

編集人の推理は、以下の通りである。

  1. 疑似隠しリンクであるリンクボックスがペナルティの原因
    1. スタイルシートを、HTMLに埋め込もうが、外部化しようが、関係ない
    2. 他サイトとのクロスリンクだろうが、自サイト内のナビゲーションだろうが、関係ない
    3. ユーザーにとって何のメリットもない、というか意図的に見過ごすように仕掛けている、縮小したリンクボックスが問題
  2. 今回のリンクボックスに限らず、ブラック要素を持つページやサイトは、自動的にリストアップされている
  3. 順位下落まではアルゴリズムで自動化されているが、サイト丸ごとのインデックス削除は、人の手(Googleのスタッフ)が加わっている
  4. (3)のリストアップにおいては、ユーザーからのスパムレポートも大いに参照されている
対策としては

他サイトとのクロスリンクであれ、自サイト内のナビゲーションであれ、不自然な形式は避けるべきである。

また、今回は縮小したリンクボックスだからペナルティを科せられたのかもしれないが、次には、隠さなくても縮小しなくてもアンカータグを羅列していたならば問題になるかもしれない。
この書式が非常に危険であることも、認識しておかねばならない。

上に、「こんなものを発明して仕込んだWeb制作者の創意工夫」と書いているが、逆にW3C勧告を知らない、無視している、そういう態度も問題なのである。

2006-05-20 10:46 AM | コメント (0) | トラックバック (0) [ 管理人編集 ]

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