ディレクトリーと検索エンジン対策
順位が思うように上がらない、Yahoo!でインデックス削除が起こっている、そういうトラブルサイトで目立つのが、不自然なディレクトリーの構成になっていることである。
不自然なディレクトリーの構成とは、ディレクトリーをたくさん作りその中にindex.htmlしかない、あるいは、ディレクトリーがまったくない構造のサイトである。
Yahoo!がGoogleに切り替えても、以下の記述には要注意である。
ディレクトリーとは
例えばこのページは、http://www.hyperposition.com/rumor/directory.htmlとなっており、「rumor」の部分がディレクトリーである。
つまり、ディレクトリーとは、WindowsやMacOSではフォルダーのことだ。
「ディレクトリーをたくさん作りその中にindex.htmlしかない」とは、Windowsでマイドキュメントを開くと、フォルダーしか見当たらず、そのフォルダーを開くとファイルが一つしかない。また別のフォルダーを開いてファイルが一つだけ、これが延々と続くようなものである。
「ディレクトリーがまったくない」とは、マイドキュメントの中には、画像や動画や音声やPDFやExcelファイルやWordファイルや、何もかもが一緒になって、目当てのファイルをなかなか探し出せないようなものである。
サイト作成を料理に例えると…
ディレクトリーの構成の問題を、料理が盛り付けられる皿に例えてみる。
- 多くのディレクトリーがあり、そこにはindex.htmlだけ
- まったくディレクトリーがなく、ファイルはサイトトップと同じ階層
(1)は、ウルトラ京料理である。
一品一皿、同じような料理でも、すべてが別の一皿に盛り付けされて運ばれてくる。
食べるのが面倒くさく、途中で卓を引っくり返したくなる!
人間が嫌であれば、ロボットも嫌になるだろう。
(2)は、ウルトラ中華料理である。
煮物、焼き物、炒め物、汁物など、何もかもが一枚の皿に一緒くたに盛られて出てくる。
もはや人間の食べるものではなくなっており、残飯そのものだ。
ウルトラ京料理もウルトラ中華料理も、料理ではなくなっているのだから、このようなディレクトリーの構成のサイトは、サイトではないということになる。
単に、何かが書いてあるページが、出鱈目に配置されているだけと言うしかない。
誤解されたSEO
実は他人事ではない、管理人も、「ディレクトリーにindex.htmlのみ」や「ディレクトリーなしで全ページがサイトトップ同階層」に励んだ時代がある。
ロボット巡回、あるいはSERP(検索結果)をみて
ブラウザーでは、「サイトURL/ディレクトリー/index.html」でも「サイトURL/ディレクトリー/」でも同じページが表示されるが、これはサーバーで設定されているからだ。
そのほか、index.htm、index.shtml、index.cgi、default.html、home.htmlなど、htaccessのDirectoryIndexディレクティブで好きなように設定することができる。
管理人はその昔、生ログのロボット巡回の痕跡を見ると、ほとんど「サイトURL/ディレクトリー/index.html」ではなく、「サイトURL/ディレクトリー/」にアクセスしており、かつSERP(検索結果画面)でも、表示されているのは「サイトURL/ディレクトリー/~.html」よりも「サイトURL/ディレクトリー/」の方が圧倒的に多かったので、意図的に「ディレクトリーにindex.htmlのみ」に耽ったことがある。
つまり、ロボット巡回はDirectoryIndexの方が頻度が高く、かつSERPでもDirectoryIndexが圧倒的に多い、ということから、「これこそクールなSEOに違いない!」と「ディレクトリーにindex.htmlのみ」に打ち込んだのである。
その後管理人は、ストリクトやアクセシビリティはSEOに優先するべきであるとWeb作成のポリシーに目覚めたので、上記の手法とは決別した。
PageRank対策として
また管理人は、PageRankの神話が花盛りの時は、階層が上の方ほどPageRankが高いという風説に盲従し、サイトトップと同じ階層にページを配置したものである。
そもそも、上位階層ほどPageRankが高いということが間違いであるうえに、さらに今では、PageRankそのものがGoogle対策ではなくなってしまっている。
連動連載
MarkeZine(マーケジン)にて2年ほど前に連載。
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