h1をCSSで小さくするとペナルティ

隠し系に次いで、スパムとして話題に上るのがh1、しかもCSSで小さくするとペナルティを受けるというものである。

h1・h2・h3などをCSSで小さくするとペナルティを受ける?

結論として、CSSのフォントサイズ変更によって、ペナルティ受けることはありえない。あってはならない。

逆に聞いてみたいのだが、ペナルティを受けると騒ぐ人たちにとって、正しいh1のフォントサイズは具体的にどういう値なのだろうか?

CSSによるフォントサイズ指定

CSSでフォントサイズを設定する「font-size」プロパティの値には、下記を使う。

  • em
  • pt
  • px
  • %
  • xx-small、medium、xx-largeなど

これを使って、h1を、ブラウザーのCSS指定なしの見栄えと同じサイズで表示させようとすると、具体的には下記のとおりになる。

  1. font-size:2em
  2. font-size:24pt
  3. font-size:32px
  4. font-size:200%
  5. font-size:xx-large

(1)から(5)のどれを使っても、見栄えは同じになる。

ちなみに、ブラウザーのデフォルト設定では、ベースは12pt、16pxである。よって、h1はベースに対して2倍ということになる。

これに対して、h2の場合は次のとおり。

  1. font-size:1.5em
  2. font-size:18pt
  3. font-size:24px
  4. font-size:150%
  5. font-size:x-large

さて、h1・CSSペナルティ論者は、h2以上の例えば、1.8emや20ptくらいなら許容範囲だが、1.2emや16ptだとペナルティとでも主張するのだろうか?
そのほかのプロパティと値の場合はどうだろう。

しかもbodyや、divなどのボックスの中にある場合、親要素にフォントサイズを指定すると、また変わってくる。
親要素が80%の場合は、子要素は1.25倍しないと無指定の時と同じ大きさにはならない。

それどころか、bodyのフォントサイズを75%にでも設定してしまったら、ページ丸ごとスパムになる?

ということで、検索エンジンがCSSのフォントサイズ指定に対してペナルティを掛ける場合、各見出しタグのem・ptなどの個別の許容範囲を設定しチェックすると同時に、場合によっては親要素まで解析することになる。

そんな馬鹿げた話があるだろうか?

もっと関連性(relevancy)を解析するなど、検索エンジンとしてやるべきことは山ほどある。

正しい選択

見出しタグのサイズ変更のペナルティを問題にするような、SEO業者やホームページ製作会社には要注意である。

検索エンジンの検証なしに風説を流布しているだけでなく、そもそもWebの基本、W3C勧告、HTMLとCSSなどを知らないからである。

連動連載

MarkeZine(マーケジン)にて2年ほど前に連載。

 

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